Xで数多く投稿されている #名刺代わりの小説10選 を「シリーズ小説」で自分なりの10選を発表してみます。第4回目です。
目次
黒川博行『堀内・伊達』シリーズ
黒川作品は、「疫病神シリーズ」「大阪府警シリーズ」など著名なシリーズものがありますが、私の大好物は『堀内・伊達シリーズ』。
単発物でも映画化された『後妻業』も傑作です。
標題の通り、堀内と伊達という二人がコンビが主役のストーリー。
とにかく、この二人が滅茶苦茶をやる悪者。どんな悪者か?というと、誰もがの近くにいそうな悪者(実際にはいないのでしょうが・・・)なのです。
この二人、・・・第一弾の『悪果』では「警察官」、警察官と言えば通常は、
イコール「正義」または「ヒーロー」なのでしょうが・・・、
このシリーズでは、「悪徳警官」なのです!カネの匂いに敏感で、暴力は日常茶飯事、
そして、第二弾『繚乱』では警察官ではなくなっています・・・(クビです。当然ですネ。)
機会があれば、どうぞ、この二人のノワール感満載の滅茶苦茶な活躍をお楽しみください。『悪果』『繚乱』『果鋭』『熔果』の順番で(2024年9月時点)。
近藤史恵『サクリファイス』シリーズ
たまには爽やかなシリーズ作品も・・・・
近藤史恵さんの『サクリファイス』シリーズ。
こちらは、自転車ロードレースを題材とするスポーツ小説です。
自転車競技は個人戦のようなイメージが強いですが、ロードレースはチーム戦であり、「チーム」が「メンバーの誰かを勝たせるために走る」。そこに数多くのドラマが生まれるわけです。
第一弾の『サクリファイス』は、2008年の大藪春彦賞を受賞、コミカライズもされた人気作品です。
『サクリファイス』
『エデン』
『サヴァイブ(短編集)』
『キアズマ』
『スティグマータ』
の順番で。
ツール・ド・フランスをはじめとする自転車ロードレースに興味のある方、
スポーツを題材とした青春小説がお好みの方、におすすめです。
こちらもご覧ください。
後日投稿にまだ続きます・・・